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はじめに
塾を選ぶ方法というのは、一昔前と大きく変わってきました。
昔は、一つの塾に1000人以上通っていた時代があったそうです。
しかし、インターネットが発達し、子供が減少してきた今、「みんなが通っている塾に通う」という塾選びはされなくなっています。
多様化する塾の中にあって、比較サイト、ランキングサイトの需要が高まっています。
そのような中で、どのような基準で塾を選んで良いかわからないという親世代が増えているように思います。
私は大手塾で働いていた経験があり、現在は宮城県で個人塾を営んでいます。
今回は、学習塾選びに悩んでいる親を意識して、どちらの塾でも働いたことがある経験から、「大手塾」と「個人塾」の特徴をまとめてみたいと思います。
塾選びの参考になれば幸いです。
講師の質は個人塾が良い
講師の質は個人塾に軍配が上がります。
もちろん講師によりますし、大手塾でも優秀な先生は数多くいます。
しかし、良い講師と当たる可能性が高いのは個人塾です。
以下にそれぞれの特徴をまとめておきます。
個人塾の場合
個人塾を経営するということは、高い確率で塾講師の経験を持っています。
講師時代にある程度認められなければ塾開業に至らないでしょうから、授業の質は高いと言えます。
個人塾は大きく二つに分けられます。
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この分類は、私が開業するときに考えていた分類です。私の塾は��型の塾だと考えています。
�‘嘆酬燭砲詫諭垢淵僖拭璽鵑�あります。科目に特化していたり、受験校を絞っていたり、不登校生徒に絞っていたり。マーケットが大きいわけではないので、大手塾的な展開はできませんが、個人塾でやると利益が見込めそうな形式です。いわゆるプロフェッショナルが教えるということです。しかし、「受験」を考えた場合、特化型の塾だけでは科目数が足りないという場合もあります。例えば、国語専門塾は別のバランス型の塾に通っていて、補助的に通塾するというパターンが多いです。中学受験専門のような場合は特化型の塾だけでも足りると言えますが、そのような場合は入塾審査が厳しいことが特徴です。
�▲丱薀鵐昂燭両豺腓任篭ス腓紡膽蟒里�含まれるため、授業の中身や生徒対応で負けてしまうと成り立ちません。そのためこちらも授業の質は高いと言えます。バランス型の場合、他に塾に通わせる必要はありません。
大手塾の場合
入塾する生徒が、上位生の場合は経験のある講師がつくかもしれませんが、大手塾の授業(特に個別指導)はほとんどがアルバイトかパートです。私はアルバイトやパートが必ずしも悪いとは思いませんが、当たり外れが激しいのは確かです。生徒と交際してクビになった講師を私はたくさん見てきました。大学生ぐらいだと、まだ心が成熟していない講師もたくさんいます。また、大学生アルバイトは生徒と歳が近くて話しやすいため、子供が「楽しかった!」という感想を持つことが多いようです。しかし、それが本当に学力向上につながるのかを考えなければなりません。又、大学生の場合、本業である学業は絶対に優先せざるを得ませんので、入塾時にいくら「アルバイト講師には研修を行なっています」と言われても、講師の本気度もたかが知れていますよね。「大学生アルバイトの講師はありえない」という場合は、大手塾という選択肢はなくなるでしょう。塾業界は慢性的な人手不足でもあります。大学生はいつか卒業していきますし、有名な大手塾でも肝心な指導においてはブラック企業な側面もあります(残念ながら実際は、日本中ほとんどの大手塾がそのような状況です)。そうなると当然、人材の質も下がってきます。講師の質を追求したい場合は、個人塾を探すことをお勧めします。
料金項目でチェックするべきこと
最近では値段の安い大手塾もあります。ただ、テキスト代や入会金などの面をしっかりとチェックしなければなりません。解約金があるなんてもってのほかです。教室に入る生徒数も考えなければなりません。30人などの大人数クラスだと料金は安いですが、一人一人にかけられる時間は減ります。料金が安いならば、それはどこかにカラクリがあると考えるべきです。大手塾はたいてい授業の収容人数が多かったりするため、よく確認をしましょう。又、大手塾のように講習費が無料であったり、月謝がとんでもなく安かったりする場合、「効果を期待できるような授業」はまずなされていないと思います。個人塾の場合、日頃から費用をかけて「効果を期待できるような授業」をなされていても、塾長の判断で生徒の授業料を抑えたりすることは可能ですが、大手塾の場合は多くの社員やアルバイトの人件費、広告費、テナントなどの家賃や維持費、本部に回す分(これが一番多い)など1店舗でも莫大な経費がかかりますので(一般的に大手塾では、1店舗あたり平均月謝2万5千円の生徒が約150〜200人以上通っていなければ、大体は赤字=授業の質の向上にお金はかけられていないはずです)、本来は個人塾よりはるかに月謝は高いはずですし、授業料が個人塾とあまり差がないのであれば、授業の質はかなり落ちる内容になります(よく考えたら、すぐにわかることですよね)。塾の授業料がいくら安くても効果が期待できないのであれば、かえって高くついてしまうのではないのでしょうか。
ただし、中学受験は金額が跳ね上がる傾向にあります。中学受験を想定した場合は全体的に高く見積もる必要があります。
以下に入塾を考える際にチェックした方が良い料金を記しておきます。
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��入会金
��テキスト代
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�グ飮�費
�Υ浜�費
�Ь暖饑嚢�か否か
�┨崕�時の料金
月謝だけを考えていると、他で思わぬ金額が上乗せされることがありますから、気をつけなければなりません。気をつけたいのが講習時の料金です。講習は授業が倍になって月謝も倍になる塾は多いです。様々な特別対策授業によって、倍以上かかる可能性もあります。(私が勤めていた大手塾では、夏期講習の金額が諸々合わせて25万円を超えている生徒もいました)家計に占める教育費の割合は、15%以内に収めるのが良いと言われています。それ以上は家計を圧迫することになるので、無理は禁物です。これらは「大手塾」・「個人塾」関係なく言えることでしょう。「大手塾=高い」「個人塾=安い」という図式にはならないので注意が必要です。
焦って塾選びをしてはいけない
塾選びで焦ると、大手塾一択になります。個人塾は多くの場合、CMや新聞チラシなどの大きな広告を打っていないため、少し探しにくいです。しかし、インターネットの時代ですからアクセスできないということはありません。ほとんどの塾で、体験授業や説明会を行っていますから、参加して決めることをお勧めします。また、SNSなどで情報発信をしている個人塾の先生なども多いので、それを参考にしても面白いと思います。焦って塾を選んでしまうと、新聞のチラシや電車の中吊り、テレビCMのイメージだけで即決してしまいがちです。広告に書かれていることをそのまま鵜呑みにする時代は終わりました。塾に関する情報は様々なメディアを通して見ることができるので、塾の内実は入塾前にある程度調べられます。どの情報も鵜呑みにしてはいけませんが、重要なことは様々な情報から総合的に判断することです。「子供がやる気になった!早くしないと!」という気持ちはよくわかりますが、嬉しいことだからこそ焦るべきではありません。子供がやる気になったなら「よし塾をじっくり決めよう!その間しっかり勉強しておくんだぞ!」って言えば良いんです。
子供の「現状」と「目的」にあった塾選びをする
当たり前のことですが、もっとも重要なことと言えるでしょう。勉強は目的を達するための手段でしかありません。勉強自体が何かの価値を生み出すわけではないんです。そして、目的を達成するためには現状の分析が必要です。モチベーションが本人にそもそも備わっていないなら、塾はまだ必要ないです。モチベーションがないところから、それを引き出せる塾というのはありません。いろんな謳い文句がありますが、騙されてはいけません。「やる気を引き出すのは家庭の教育」です。「勉強したいけど、まだ基礎学力ができていない」なら、ある程度個人の学力に合わせてくれる個別指導塾がいいかもしれません(もちろん、大手塾が展開する個別指導塾は当てはまりませんが、「基礎学力があって、受験を頑張りたい」お子様でも、個人塾の個別指導の方がいいかもしれません)。
塾選びは、どんな塾かを見定めるより、子供の現状を見定める方が大事なのです。
まとめ
どんな塾を選んでも忘れてはいけないことがあります。「塾に預ければオールOK」とは絶対にならないということです。「勉強」は塾という民間企業を使って外注できても、「教育」を外注することはできません。特に小学生の場合は、家庭環境が勉強に適しているかをよく確認した方が良いでしょう。寝るのが遅いような場合は、早く寝かせるだけでも全然違います。今回は、私が考える「大手塾」「個人塾」の特徴をまとめてみました。少なくとも言えることは「大手塾の方が優っている」というのは幻想です。一長一短であり、冷静に比較する必要があると言えます。「とりあえず大手」という思考停止は子供にとってもその保護者にとってもマイナスの結果を生むことになります。ではまた。
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