TOP塾長ブログ来年の高校入試範囲と今の受験生が考えること

2020年05月16日 土曜日 来年の高校入試範囲と今の受験生が考えること     ( 塾長ブログ )

中3の範囲の後ろの方が削られる可能性が出てきました。
しかし、英語と国語はおそらく変わらないでしょう。範囲が後ろだろうと前だろうと同じでしょうから。学校の授業にはあまり影響されない教科ですし。(あまり気が付かないことですが…入試に対応できる英語や国語は塾でしか勉強できません。学校は予備校ではありませんし、入試は教科書から出るのではなく、塾のテキストからしか出ないのです。(1教科だけでも中身が違う教科書がいくつもあるのに、県内の中学校もそれぞれ使う教科書が違うのに「入試は教科書から出る」という理屈は、公平な入試を行う上でおかしいですよね)、こんなことはよく考えれば、誰にでもわかることですよね)
高校入試の範囲が変わるのに関係してくるのは、数学、理科、社会の3教科ではないでしょうか。
おそらく、社会は「経済」の最後が少し削れるか、もしくは出ないでしょう。 理科も最後で習う分野(「天体」など)が丸々でない可能性が高いでしょう。
数学はというと、「三平方の定理」と「円周角」が影響あるかもしれません。「円周角」は作図に絡めてよく出てきますが、カリキュラム的には最後なので出ない可能性が高いと思われます。数学の平均もこれまで低かったので、来年は簡単にすることと相まって「円周角」は出ない可能性が高いでしょう。
「三平方の定理」は、いつもは大問6の空間図形の問題あたりで出てくるのですが、来年は出ないか、簡単な問題にするかになるのかもしれません。これはこれまで数学が難しすぎた事が関係していると思います。
その前の分野の「相似」はヤマをはらずに普通に勉強することは大事だと思います。

いずれにしろ、来年の入試に向けて、範囲が削られてよかったと思う生徒、逆にそうは思えない生徒、いろいろ考える生徒がいるでしょう。そして実際に、有利になった生徒、不利になった生徒もおそらく出てくるでしょう。しかし、これはまだ予想の域を超えません。

はっきり言えることは、入試の範囲がどうなろうと、今学校が休業中のこの時期に学校の宿題以外にどれだけ勉強できるか、前に進めるかということで、もう今の時点で合否がほぼ決まるのではないかということです。この学校休業中の期間はそれだけとてつもなく大きいと思います。
ですから学校の宿題に追われているようでは、もう脱落するかもしれません。誰もが同じ内容の学校の宿題をするだけでは、他の生徒より前には進めませんから。

中学3年生だけでなく、高校3年生ももちろん、他の中学1、2年生や高校1、2年生も同様、この時期に学校の宿題以外にどれだけ勉強できるか、前に進めるかということで入試の結果はほぼ決まると思います。「入試はまだ再来年だからとか、再々来年だから」と思って、せっかくの外出自粛なのに、この時期に学校の宿題だけしかやらず、あとは家で1日中ゴロゴロしている生徒は高い確率で入試は失敗すると思います。
なぜなら…潜在的に、学校が休みの日にも勉強しない習慣がついてしまうのに加え、この学校の休業期間中をチャンスと考え、学校の宿題の他に「苦手克服」「前学年までのおさらい」「普段はなかなかやる時間がない漢字や英単語に取り組む」等々を考える輩が確実に存在するからです(塾に通っている生徒は皆そうです)。

3/3以降、この夏休み以上に長い学校休業期間中に、敢えて宿題以外の勉強にも取り組んだ生徒に、1日中ゴロゴロしていた生徒が何年かかっても絶対追いつくはずはあり得ませんから。

 

 

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