TOPHOW TO STUDY国語でお悩みの受験生へ【最終回】

2012年07月07日 土曜日 国語でお悩みの受験生へ【最終回】     ( HOW TO STUDY )

“国語でお悩みの受験生へ”も今回で最終回です。本当はもっと数回に分けて紹介したかったのですが、けっこう忙しくて(意外ですが、塾の仕事って夜だけじゃないんですよ。私の場合は横浜でサラリーマンをしていた時よりも早く起き、長く働き、夜も遅くなりました。昨年もまともな休みは盆や正月含めても20日もありませんでした)なかなか思い通りにいきませんでした。「国語の勉強は(個人差はあるものの)大体8ヵ月位しないと効果が出ない」と自分で言った手前、遅くとも夏休み前には終わらないと意味がなくなってしまうので、今回を最終回とさせて頂きます。では、前回の続きから・・・

 では、国語の勉強はどうしたらよいか? 悩んでいる人はたくさんいると思います。でも、ここまで読んだあなたならすぐにわかるはずでしょう。国語の勉強法は、やっぱり「文章を読む」ことです。これ以外はありません。今まで本をあまり読まなかった人が、いきなり実力がつくことはありません。もちろん、小学校1年生ぐらいから本を読んでいる人なら、勉強しなくても50点満点で40〜45点以上はいつも取れているでしょうから、入試まで数学・英語・理科・社会の4教科だけ勉強していておけばよいでしょう(これは他の人に比べて、とても楽ですね)。しかし、どうしても国語で点数を取れるようにならないと困る人!そうでなくとも、最低限、今のうちに毎日コツコツと国語の勉強をする習慣をつけよう!という人、まだまだ間に合います。ただ、悠長に本なんか読んでいる場合ではありません。おそらく、入試で国語の点数を取りたいと思う人が本屋から“読書をするなら、なるべく入試の出題傾向に合った本”を見つけようとしても大変でしょうから、やめたほうがよさそうです(入試で点数を取るために読書をしよう、ということは今の時期はやめたほうがよさそうです)。あまり時間を無駄に出来ないので、どうせなら入試の出題傾向に合った問題を読んで解くことにします。本だと読んでしまうのに時間がかかりすぎて、途中で挫折してしまうことでしょう。一番いいのは、受験用の読解問題集です。1題1題が 15〜20分で読めてしまう上、いろいろな話題の文章を毎日毎日、次々と読めてしまいます。入試の傾向に合った文章ばかりですので、国語の読解問題に共通する、大体の予備知識を知らず知らずのうちに身につけてしまいます。すると、テストで問題を解くとき、ある程度までは自分の読解力だけに頼らなくてもよくなります。というのは、前もって知識があると、難しい文章もスラスラと読めてしまうことがあるからです。みなさんも自分の趣味や好きな話題が書いてある文章なら、多少難しくても読めてしまうのではないでしょうか? 国語の実力はそれほどないはずなのに、たまに、自分でもビックリするくらいの点数が取れてしまうことがあるのは、たまたま、そのテストで出題された文章の話題について、少しでも前もって知っていたから(予備知識があったから)、良い点数が取れたのです。
受験用の読解問題集としては、「入試問題過去問」や「テスト形式の問題集」などもよいでしょう。これらは制限時間がありますので、時間を正確に計って、本番と同じようにやります。時間は少しかかりますが、ただ問題を解いていくよりも、絶対に効果があります。もちろん、点数もつけます。時間を計らずに、又、点数もつけずに、ダラダラやるのはあまり効果のある方法ではありません。早く読むために読解力をつけようとしているのに、のんびりやっていたのではいつまでたっても早く読めるはずがありません。早く読もうとする意識がないと読解力はUPしないからです。あとはたくさん読んで慣れることです。
国語は力がつけば、まず実力的に下がることはありません。また、暗記するような教科ではありませんから、忘れてしまって点数を取れなかった、ということもありません。ですから、まだまだ時間があるこの時期にじっくり国語に取り組んでみましょう。いろいろ書きましたが、まず、目標としては、「今のうちにに出来るだけたくさんの文章を読む!」ことです。あまり正解数などにこだわらくてもいいですから、とにかくたくさん文章を読んでください(問題を解いてください)。“読んだ”、という経験は暗記モノと違って決して消えるものではありませんし、必ず3ヶ月後にはその効果は表れてくるはずと信じて勉強しましょう。勉強方法はとっても地味ですが、国語は他の教科と違って、“やっただけ返ってくる教科”です。そのことを信じて、今はひたすら読んでください。


漢字・文法の勉強もしたい人へ
国語のテストの配点は 「読解文章問題35点〜38点、暗記でなんとかなる問題12点〜15点」 ぐらいです
読解文章問題の正解がゼロでも、漢字・文法が完璧ならば、読解問題よりも確実に点数は稼げます。漢字や文法を本当に完璧にするなら、時間と労力が必要ですので頑張ってください(入試直前なら漢字・文法の勉強は有効)。
漢字は、最低でも、「受験用教材」の“漢字・語句”編の中にある、頻出漢字(200〜400個くらい、2ページ〜4ページにわたって並べてある)を書けるように練習する。
文法は用言(動詞・形容詞・形容動詞)の「活用形」と「活用の種類」と、「受験用教材」の“言語”編の中にある、「まぎらわしい語の見分け方」というページをしておけばよいでしょう。

記:1996年6月

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